クライアントさんから、ゴルフを上手くなりたいという要望をいただきました。
で、正しいゴルフスイングについて考えました。
この動画はその検証動画です。
ゴルフスイングを上手にやりたい人はぜひ参考になさってください。
ちなみに私はゴルフは全くやったことがありません。
何をやるにしろ、身体の原理は同じですので、それを当てはめて検討をつけていきます。
80歳の人間にもできて、ボールを遠くに飛ばしたいということを正解としています。
最も力を使わずに、最大限の力を発揮するには、です。
3つの力を上手く使わないといけないのかなと感じました。
まずは身体を捻り、それが元に戻る力。
捻った身体が勝手に戻っていく力です。
身体を捻ることはお年寄りにもできるでしょう。
ただし、身体を正しく捻っていくことは誰しもできることではありません。
かなりの修練が必要です。
中国拳法では纏絲勁とも言いますね。
どこをずっと捻っていくのか。
そんなところから話は始まります。
ただ、なんとなく身体を捻ればよいわけではありません。
それですといろんなところでブツ切れで捻りを生じさせているので、一つの捻りではありません。
たくさんの捻じれがそこここで生じることになります。
一つの捻れとなっていません。
そうなると、力もブツ切れ。
散漫なものとなります。
1点だけを永遠と捻っていくわけです。
それによって、一つの連なった螺旋とならなければなりません。
次に遠心力。
中心から遠ざかるところを回れば回るほど、遠心力が働きます。
ヘッドが中心から遠くを回れば回るほど、強力な力となるわけです。
ゴルフで言えば、シャフトが長いほど遠心力が働きます。
この遠心力や捻りが元に戻る力をきれいに使うには、身体の中心軸をきれいに捉えることができなければなりません。
身体の中心軸を感じることができる。
中心軸はイメージで作るわけではありません。
軸は存在するものですから、それを正しく感じ取れるかどうかです。
その軸に沿って、正確に捻っていくわけです。
これもまた相当な修練が必要です。
そして、重さ。
ゴルフクラブの先のヘッドの重み。
スイングをすると、上から下にヘッドが落ちるわけです。
この重み。
その重みを感じるわけです。
とりあえずは、この三つが重要なのだと感じました。
身体を捻っていくには、身体が柔らかくないと捻じれません。
身体に力が入っていると、捻じれません。
力が入るとは、その部位が緊張することですから、伸びることができなくなります。
ずっと引っ張っていきます。
柔軟性も大事です。
関節の可動域が広ければ、それだけ、捻る距離が長くなります。
元に戻る力も強大になります。
筋肉というゴムを最大限に伸ばしていく感じです。
弓の弦が最高潮に引っ張られて、それが一気に解放されます。
みな、ゴルフをやろうとするとき、まずはボールを打とうとします。
最初は、ボールなんて打たなくてもいいわけです。
いくら打っても上手にはなりませんから。
ボールを打つのは、まだまだ先のこと。
まずはきちんとスイングできるようになることが肝要です。
正しく身体が使えるようになること。
それができて、初めてボールを打って検証していくということが始まります。
そうそう。
この研究発表をゴルフを上手くなりたいというクライアントさんに伝えました。
案の定でしたが、ちんぷんかんぷんで全く意味がわからないとなりました。
まぁ、普通の人の感覚とはそんなものでしょう。
で、どうしたらいいんですか?と聞かれたので、まずは自分の中心を感じることを伝えました。
そんなことからがスタートとなります。
柱の前に立ち、その線と自分の中心線を重ね合わせます。
柱に合わせて、自分の中に中心線を感じ取れるかどうかです。
それがきちんと感じ取れるようになると、自分に中心ができてきます。
ゴルフでもなんでも、そんなところからが始まりとなります。
ひたすら感覚を養っていくだけです。
興味がある方はブログをのぞいてみてください。
一緒に練習しましょう。おもしろいですし、楽しいですよ。
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