G1に初めて参加した生徒さんが最初にする作業は、まずスイング全体をチェックします。日本人のスイングの傾向としてキャスト気味のインサイドアウトイメージの傾向が強いように思います。次に脱力度合いです。握りの強いグリップとガチガチに突っ張った両腕をクラブが自由にフリースイングができるぐらいに脱力させます。僕はゆるゆると思ってきた人に限って力んでいたりします。3番目に自然体のアドレスと荷重配分のチェックですが、特に多いのが両腕を引き寄せて肩がすぼんで怒り肩に見える巻き肩と下腹部が出て腰のテンションのある反り腰が原因で踵体重の生徒さんが多いようです。これらを修正してライフスタイルでの注意点も説明します。
インサイドアウトの傾向が強く目標にクラブを放り出すフォローをとる方が多いので、スイングレフトドリルで一度ボールを目標の45度左へ真っ直ぐ飛ばす特訓をします。安定して打てるようになったら、フックグリップから重心のアングルを変えないスクエアグリップへ変えることもあります。そして重心アングルを変えないようにクラブを螺旋状(スパイラルターン)に動かせる体さばきを覚えると、捕まって左に飛んでいたボールがセンターに移行していきます。器用で全体像が想像できる方はこれらの作業を30分でできちゃう方もいます。
ただし、コースに行くと元の癖が覗くので2、3ヶ月は継続して頂けると体が記憶していきます。何てったって、ボールを意識しない(当てにいかない)スイング、すなわち自分中心のスイングを作り上げるわけですから、それなりの努力が必要です!
最新刊 世界標準のインパクトで飛ばす!G1スイングの真実