今回も前回に続き、コメント欄に寄せられた質問をテーマにレッスン。
スイングプレーン。クラブが、もしくはシャフトがスイングに通るべき、
理想的な軌道といったところであり、平面や直線で示されるものでなく、
手元が右腰の高さ辺りから角度が変わって上がる、などの説もある。
なお、ティーチングプロの中には、スイングプレーン至上主義者がいる。
スイング分析機を使うなどして、理想とするプレーンを表示。ゴルフが
うまくなりたいのなら、一にも二にも、そのプレーンに沿ってスイング
できるように頑張りましょう、と教えるものだ。否定をする気は一切ない。
実際、プレーン重視で上達した人も山ほどいるだろう。ただ、一方で
「クラブの通り道を意識するあまり、ヘッドの走りが悪くなり飛距離も
落ちてしまった」という声も。対して「それはやはり、プレーンが
ズレてるからですねぇ」と教えるのは、いかがなものかと筆者は思う。
宮本も、決してプレーン至上主義を否定していない。テークバックでは、
師匠(芹澤信雄)の教えどおり、常にプレーンをなぞるように心がけている。
ただし、それほど意識はしていない。極端な話、スイングプレーンなど
あまり考えずにゴルフ人生を歩み続けている。そんな背景の中、言葉選びも
慎重に、視聴者からの質問に懸命に答えようとする宮本に、ご声援を。
宮本勝昌(みやもと・かつまさ) 1972年生まれ、静岡県出身。95年プロ転向、ツアー通算12勝(2021年シーズン終了時点)。2006年~11年にかけて国内151試合連続出場の記録保持者。40代になっても安定した成績を残し続け、2016年9月には史上9人目となる生[ 涯獲得賞金10億円突破の偉業も成し遂げる。過去、選手会長を計3期務めるなど人望も厚い。シーミュージック所属
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《目次》
00:00 今回のテーマ
01:11 いきなりブレーク
02:10 宮本のプレーン
03:37 チェック法①
05:28 注意ポイント
07:15 チェック法②
08:44 チェック法③
10:50 締めの挨拶
企画・制作/伊藤昇市
四半世紀以上に渡ってゴルフ雑誌の記者・編集業に従事し、主に巻頭、センターの特集ページを担当。合わせて連載ページも数多く手がける。後にムック本化された作品に『芹澤信雄・番手別アイアンのツボ』『ゴルフは3打目勝負』『伊澤利光・アイアンのツボ』『藤田寛之&宮本勝昌コラボレッスン』『森守洋の今どきダウンブロー指南』『田中秀道のレッスン真常識』など。また、米国にてブッチ・ハーモン、デーブ・ペルツを取材~短期連載も。活版ページでは『宮本勝昌~スイング探求の手引き~』『湯原信光 スイングの核心』ほか、書籍では『堀尾研仁 ゴルフがたちまち上手くなる本』『田原紘のゴルフコース攻略論』等の刊行に携わる。ホームコースハンディキャップ8。過去、宮本プロとのラウンドの際「(両手シングルという知人の)〇〇さんと比べて、伊藤さんの8は、まぁ、納得がいくかな」とお褒めの言葉を授かった実績あり
取材協力/太平洋クラブ御殿場コース
チームセリザワ ゴルフアカデミー
#初心者から上級者まで納得のレッスン