ヘッドを加速させる① いわゆる「地面反力」を正しく理解し、飛距離アップにつなげる講義の1回目。ゴルフスイングは回転運動のみならず、タテの動きも入ることを勉強しましょう《第46回》

スイング

元々は2017年、定かな記憶ではないが……。ゴルフ雑誌の連載取材で湯原に、ドライバーでのトップ対策だったかチョロ対策を聞き取ろうとしたとき、自分が「インパクトでの体の伸び上がりが原因ですよね?」と切り出した。すると「いや、何を言ってんだ? 伸び上がって打っていいんだぞ」と湯原。自分「???」。そこから、どのようにして伸び上がるのか、いや、伸び上がるといっても本当は……等、話が広がり、それを連載で小出しにしていった。すると、そのうち同雑誌内で「地面反力」などと謳った特集記事が立ち上げられ、何、勝手にパクってんだよ、と心の中で。そこから同様の特集があちらこちらで組まれ、ゴルフ界に「地面反力」のワードもさほど時間がかからず広まった、というのが自分の、ある程度自信を持って言える見解です(あくまでも個人的見解ですので、反論のある方はコメント欄にお願いします。即効謝ります)。
まぁ、それはさておき、子供のころからゴルフスイングにタテの動きを入れた、というか、自然に入ったようですが、それを飛ばしに有効利用してきた湯原。キャリアは誰よりも豊富であろう、その人に、スイング中の正しいタテの動きをじっくり教わるとしましょう。

ゴルフ界随一の理論派プロ 
 代名詞は切れ味鋭いアイアンショット
  東京国際大ゴルフ部監督
湯原信光
ゆはら・のぶみつ/1957年8月14日生まれ、東京都出身。レギュラーツアー通算7勝、シニアツアー通算1勝。東京国際大学所属
 7歳からゴルフを始め、74、75年と日本ジュニアゴルフ選手権制覇。日本大学櫻丘高校から日本大学経済学部に進学し、ゴルフ部へ入部。79年日本アマチュアゴルフ選手権を含む、27回の優勝を達成し、卒業後80年プロ転向。学生時代から定評のあった美しいスイングに磨きをかけ、日本を代表するショットメーカーとして君臨、一世を風靡した。
 特筆すべきはパーオン率の高さ。記録の残る88年以降2005年までの21シーズン中、19シーズンでベスト10入り。98、00、01年は1位に輝く。
 2013年7月、東京国際大学特命教授、および同大学ゴルフ部監督に就任。現役ツアープロがフルタイムで学生を指導する先駆者となった。
 ツアープロ、大学教授、ゴルフ部監督と“三足の草鞋”を履きながら22年4月、日本大学大学院 総合社会情報研究科 博士前期課程 人間科学専攻に入学。さらなるゴルフ理論を追究しつつ、入学5年後の博士号取得に向けて現在奮闘中。

《目次》
00:00 今回のテーマ
01:22 いわゆる地面反力
04:12 練習場での飛距離
05:47 両足が浮いて正解?
07:25 自分が下がるって?
08:26 タテ運動実技指導

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