スイング基礎固め① 本格シーズンを迎えて調整。そこでお勧めなのがSWで30~50ヤード打って、スイングの土台をあらためて築き上げようというドリル。これがまた意外と奥深いんです《第60回》

スイング

今時期、冬眠から目覚めて、よし、ゴルフ復活だ、とやる気に溢れている人や、今シーズンは気分一新、平均スコアを爆上げするぞ、と意気込んでいる人。ちょっとお待ちください。せっかくの開幕戦を迎えるにあたり、まずは、あらためてしっかりとスイングの土台を固める練習に励みましょう、とご提案。そこで湯原が勧める、SWで30~50ヤードを打つドリルを紹介致します。
「まぁ、別によく聞く練習法だけど」といった声が聞こえてきます。確かに、そうです。実際、練習場で、しかも人工マットからなら、ほとんどの人がさほど苦もなく、それなりに打ち分けられると思います。でも、湯原が教えているように「下半身からの動きを先行させる中、時間差の量を調節。シンクロ気味にしたり、カウンター気味にしたりしてヘッドスピードをコントロール、飛距離を打ち分ける」となるとどうでしょうか? ……うん? 何言ってるんだか、よく分からない? どうぞ、今回の講義をご覧下さい。

ゴルフ界随一の理論派プロ 
 代名詞は切れ味鋭いアイアンショット
  東京国際大ゴルフ部監督
湯原信光
ゆはら・のぶみつ/1957年8月14日生まれ、東京都出身。レギュラーツアー通算7勝、シニアツアー通算1勝。東京国際大学所属
 7歳からゴルフを始め、74、75年と日本ジュニアゴルフ選手権制覇。日本大学櫻丘高校から日本大学経済学部に進学し、ゴルフ部へ入部。79年日本アマチュアゴルフ選手権を含む、27回の優勝を達成し、卒業後80年プロ転向。学生時代から定評のあった美しいスイングに磨きをかけ、日本を代表するショットメーカーとして君臨、一世を風靡した。
 特筆すべきはパーオン率の高さ。記録の残る88年以降2005年までの21シーズン中、19シーズンでベスト10入り。98、00、01年は1位に輝く。
 2013年7月、東京国際大学特命教授、および同大学ゴルフ部監督に就任。現役ツアープロがフルタイムで学生を指導する先駆者となった。
 ツアープロ、大学教授、ゴルフ部監督と“三足の草鞋”を履きながら22年4月、日本大学大学院 総合社会情報研究科 博士前期課程 人間科学専攻に入学。さらなるゴルフ理論を追究しつつ、入学5年後の博士号取得に向けて現在奮闘中。

《目次》
00:00 SWで基礎固め
01:08 初心者向きでなし
02:15 スキートレは◎
03:25 SWドリル要点
05:55 保持するために…
06:56 実際打ちながら
10:31 まとめ

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