試行錯誤続く渋野 スイング改良に課題―女子ゴルフ
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米女子ゴルフツアーで本格参戦2年目を迎えた渋野日向子(24)。スイングの改良に取り組んでいるものの、なかなか手応えはつかめず、試行錯誤の日々が続いている。
今季初戦となったホンダLPGA(タイ)は27位、続くHSBC女子世界選手権(シンガポール)では33位。パットやアプローチでカバーし、両大会ともトータルではアンダーパーで終えたが、「ショットが悪過ぎたのでスコアになるわけないよな、と思いながら回っていた」と渋い表情だった。
米ツアー挑戦1年目の昨季は、シェブロン選手権やAIG全英女子オープンといったメジャー大会などで上位争いを演じたものの、勝つことはできなかった。そこで、2019年の全英女子オープン優勝で歓喜を共にし、20年まで師事した青木翔コーチに再び指導を受け始めた。渋野は「青木さんは練習で、しっかりそこ(ショット)の確認をして、試合も結果を出せるように、という感じで言ってくれる」と助言の一部を明かした。
HSBC女子世界選手権では立て直しに苦しみ、フェアウエーから大きく外れるショットもあった。ただ改善点は明確で、ミスショットの際は必ず右に曲がる傾向がある。「やらなきゃいけないことは分かりやすい。右に出る癖を減らせるようにしたい」。パーオン率向上も課題だ。
エントリーしているドライブ・オン選手権(米アリゾナ州)は23日に始まる。「ゆっくりしている場合じゃない感じ」と渋野。危機感を持って準備し、次戦に臨む。
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