沖縄の本島北部に誕生する大規模テーマパーク『ジャングリア沖縄』がいよいよ25日にグランドオープンを迎えます。沖縄観光のさらなる起爆剤として期待されていますが、その全貌が公開されました。
沖縄北部・今帰仁村で700億円をかけたテーマパーク事業。そこには大自然が待ち受けていました。もともとゴルフ場だった場所に作られたテーマパークは、アトラクションの建物を複数建て、その中で楽しむ従来のテーマパークとは違い、自然の中に溶け込ませることに力を入れたといいます。
ジャングリア沖縄がオープンする沖縄県北部は、空港がある那覇からは遠く、知られた観光地が少ないエリアです。これまで何度かテーマパーク建設の計画がもちあがりましたが、実現には至りませんでした。その頃から関わりつづけ「北部経済の発展のため」という思いを10年以上持ち続けていたのが、ジャングリアを手掛けた森岡CEOです。
刀 森岡毅CEO
「この沖縄北部にしっかりとした観光業の要になるようなテーマパークができたならば、中長期的に何十年も沖縄と日本のためにすごく役に立ついい事業になるなという思いが日に日に強くなって、ようやくスタートラインに立った。これからが“本当の戦い”だと」
目指すのは、北部に観光業の要を作り需要を喚起すること。すでにジャングリアにつながる道路の整備が進んでいます。数年後には都市部から新たな道路がつながる予定です。
刀 森岡毅CEO
「高速道路も、ゆくゆくは鉄道も南北に向かって走ったほうがいい。あと空港も北部に欲しい。こういうものが整っていくのには、まず北部に人が集まる需要を作らないといけないので、このテーマパークがうまくいけば変化の起点にはなれるだろうと。乗り越えながら地元の皆さんに信頼される。『よくやっているよね』と理解していただきながら、一緒に問題解決していった先に、結構いい未来が待っていると」
需要を呼び込む目玉の1つとなるのが、大自然と恐竜との競演です。案内されたのは恐竜の再生を担う施設。そこでは何やら緊急事態が。
「皆様、落ち着いて聞いてください。ご覧の通り、逃走しているのは非常に危険な生物である、肉食恐竜『ティラノサウルス』です」
ここは、肉食恐竜ティラノサウルスが逃走した世界。
「一刻も早くこの生物を捕獲し、そのほかの恐竜たちの安全を確保する必要があります。我々は残っているメンバーを集約し、T-Rexの捕獲にまいります」
応援部隊の一員になって、いざ18頭の恐竜が住むエリアへ。道中、草食恐竜に被害が出ていないか確認しながら進みます。
「先頭の車両がサバンナエリアに到着したことを確認しました」
「3本の角が特徴的な、トリケラトプスです。そして次は、アンキロサウルスですね」
ティラノサウルスに出会うまで部隊の任務は続きます。
[テレ朝NEWS]