手元をV字に動かす。インパクト以降、高い位置に上げるわけだ。それとは別に、インパクト直後、手元(グリップエンド)をお腹の近くに通して体からすぐ離れないようにして振れ、との教えもある。要は、手元を低く出せということ。どちらを重視してスイングすればいいか迷う時が多々ある。湯原に問うと「だからぁ……」と、つい最近学んだことを再び説明され、「あー、なるほど、そうかぁ」と納得、及び反省。教わったこと即、身につけたつもりで理解度が浅いというか、応用力がないというのか、忘れっぽいのか?……やはり、この講義、繰り返し聴講する必要がありそうです。
あっ、でも、もう一つ。手元をお腹の近くに通そうとすると、クラブが外から下りやすくなってしまう。それはどう解決したらいいですか? ……これはまだ教わってないからな、と思いきや、過去何度も教わったことを再びレッスンされてスパッと解消。……お恥ずかしい限りです。でも今回の講義終了後、筆者と同じような思いをする人、きっといると思いますよ。
◆関連動画
《第36回講義》ダウンスイング⑤ ご存じの方も多いでしょうが、スイング中、手元は右耳の右ヨコから体の正面に下ろし、左耳の左ヨコへとVの字を描くのが基本形。その他、手元の動きについて要チェック
ゴルフ界随一の理論派プロ
代名詞は切れ味鋭いアイアンショット
東京国際大ゴルフ部監督
湯原信光
ゆはら・のぶみつ/1957年8月14日生まれ、東京都出身。レギュラーツアー通算7勝、シニアツアー通算1勝。東京国際大学所属
7歳からゴルフを始め、74、75年と日本ジュニアゴルフ選手権制覇。日本大学櫻丘高校から日本大学経済学部に進学し、ゴルフ部へ入部。79年日本アマチュアゴルフ選手権を含む、27回の優勝を達成し、卒業後80年プロ転向。学生時代から定評のあった美しいスイングに磨きをかけ、日本を代表するショットメーカーとして君臨、一世を風靡した。
特筆すべきはパーオン率の高さ。記録の残る88年以降2005年までの21シーズン中、19シーズンでベスト10入り。98、00、01年は1位に輝く。
2013年7月、東京国際大学特命教授、および同大学ゴルフ部監督に就任。現役ツアープロがフルタイムで学生を指導する先駆者となった。
ツアープロ、大学教授、ゴルフ部監督と“三足の草鞋”を履きながら22年4月、日本大学大学院 総合社会情報研究科 博士前期課程 人間科学専攻に入学。さらなるゴルフ理論を追究しつつ、入学5年後の博士号取得に向けて現在奮闘中。
《目次》
00:00 フォローの疑問
01:12 手元はV字も…
03:30 実際は曲線が混入
05:18 手元を離さない
06:53 手首の角度キープ
08:15 くるぶしの右に
09:43 遠心力を考える
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