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馬場咲希が「全米女子アマ」優勝 日本勢37年ぶりの快挙に涙
◇女子アマチュア◇全米女子アマ 最終日(14日)◇チェンバーズベイGC(ワシントン州)◇6541yd(パー73)
17歳の馬場咲希(日本ウェルネス高)が決勝戦で、カナダの21歳モネ・チュン(米ミシガン大)を11&9(残り9ホールで11アップ)で破り優勝した。日本勢として1985年の服部道子以来37年ぶり2人目の快挙となり、涙を流した。全米ゴルフ協会(USGA)が1895年から開催する大会で、女子アマチュアゴルファー世界一の称号を手にした。
「ラウンド中はずっと『勝つ、勝つ、勝つ』と言い聞かせていた。服部道子さんの次に名前を刻めてうれしい。キャディさんといろいろ話し合って、パターも入った」と話し、「今まで優勝した中で一番。やばいです。本当に信じらんない」と喜びを爆発させた。
馬場は36ホールのストロークプレーで争う予選ラウンドを34位で通過し、上位64人による決勝トーナメントに進出。前日の準決勝まで、18ホールのマッチプレーによる5戦を勝ち抜いた。この日の決勝戦は36ホールという長丁場のマッチプレーで行われ、序盤からリードを築いて27ホール目で決着する圧勝劇だった。
来年の「全米女子オープン」と「AIG女子オープン」(全英女子)の出場資格を獲得し、他のメジャーや「オーガスタナショナル女子アマチュア」にも出場できる可能性がある。
東京都出身。父・哲也さんの影響で5歳のときにゴルフを始めた。175㎝の長身を生かしたロングドライブを武器に、予選会を突破して出場した6月のメジャー「全米女子オープン」では日本人アマとして8年ぶりに決勝ラウンドに進んで49位。7月の「全米女子ジュニア」では予選ラウンドを通過して、マッチプレーのトーナメントを32位で終えた。
日本ゴルフ協会(JGA)のナショナルチームメンバーに選ばれ、2週後にはフランスでの「世界女子アマチュアゴルフチーム選手権」で日の丸を背負う。(ワシントン州ユニバーシティプレース/桂川洋一)